「自由進度方式の落とし穴」の続きです。
「自由進度方式」は,自分のペースで進めることができるため,『わからないまま次に進む』ということは無いはずです。この方式の最大のメリットであり,これがあるからこそ安心して通わせることができます。
ところが…
この方式でやっているはずなのに,『わからないまま次に進んでしまっている』状態が起きているケースがあります。
なぜそんなことが起きるのか???
理由は「ヒントの出しすぎ」です。
※答えを教えるのは論外です。
ヒントを出すと理解不足であっても,解けてしまいます。しっかり理解していないのに次に進むことができ,さらに進んだその先で,またヒントをもらい次に進んでしまう…
これが繰り返されると,「見た目のレベルは上がっているが,中身が伴っていない」というハリボテの状態ができます。…自由進度方式の落とし穴です。
さて、ここで素朴な疑問を持つ方がいらっしゃると思います。
「え?講師が,そんなにヒントを出さなければいいいんじゃないの?」
と。
その通りです。解決方法はそこにありますが,事はそう簡単ではないのが教育の世界です。
「ヒントを出しすぎてしまう」原因があるのです。
続きは次回です。