自由進度方式の落とし穴②

自由進度方式の落とし穴②

では,前回の続きです。

「ヒントを出しすぎてしまう」原因は大きく3つ。

 

1つ目は 「講師の好意」
2つ目は 「保護者からのプレッシャー」
3つ目は 「子どものやる気の無さ」この3つが原因です。

 

それぞれ解説をします。

1つ目の「講師の好意」ですが,講師というのは基本的に教えることが好きです。
わからないところがあれば,「教えてあげたい」と思ってしまい,結果,ヒントを出しすぎてしまう…こんな感じでしょうか。

 

2つ目の「保護者からのプレッシャー」です。あまりに進みが遅いと「なんでこんなに進度が遅いの?ちゃんと指導しているの?」というプレッシャーがくる場合があります。このプレッシャーを回避するために,「理解していなくてもよいから,ヒントを出して進ませる」という方法がとられる場合があります。

 

3つ目の「子どものやる気のなさ」は,あえて解説する必要はないでしょう。子どもは,やる気がない(わからない)とすぐにヒントを求める傾向がありますが,放置してもやる気は一向に出てこない。。。
そこで,少しでもやる気を出させるためにヒントを出す…というパターンです。

 

…自由進度方式のプログラムを実施している教室では,少なからず発生している問題だと思います。

どうすれば,この悪い環境・悪循環を変えることができるのか?

様々な方法があると思いますが,サイキッズでのやり方について,次回紹介します。

多分,次で最後になると思います。

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